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百間とサティ

最近、ある方のおすすめで、内田百間の随筆を読んでいます。

特に心に残っているのが、「東京日記」という小品です。

現実か夢か、はっきりしない狭間を漂いながら、当たり前のように淡々と幻想的なものを言葉の中に描写している。人も、虫も、情景も、自然も、どこか非現実なようで、自分の心の中には確実に存在している。

そんな印象を持ちました。

他にも どこかシニカルで諧謔的で、軽妙な音楽のようなテンポ感の文章が、心地よいですcatface

音楽家でいえば、どこかエリック・サティに似通う性格のような気が・・・。サティといえば「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」だとか、「ヴェクサシオン」(嫌がらせという意味で、演奏するのに18時間ぐらいかかる曲)など、風変わりで、クラシックの異端児と呼ばれていた人。百間も、立派な地位なのに自分の借金を随筆のネタにしたり、物事に対するアプローチや目線が風変わりな人という印象でした。
旧字体なので読むのに時間は掛かるのですが、ぜひ、他の作品も読んでみたいです。


そういえば、今度演奏するとき、丸ビルはちゃんと建っているかな・・・building
(東京日記、その四より~)

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コメント

面白い本を読んでいますね(*^-^)
内田百閒はさすがに漱石の弟子と思わせる文章の達人です。
あり得ない話を‘もしかしたら’と思わせる筆力や、何でもないストリーで‘妙に気持ち悪くさせる’文章力、すごい人ですね。新字新かな遣い版の随筆「第1~3 阿房列車」が新潮文庫から出ています。用事がないのに借金をして一等列車に乗って大阪に出かける話です。人間の欲望や感覚を裏側から透かして見ているような独特な味があります(^-^;
百閒のモンガマエの中は‘日’ではなく‘月’なのだそうです。これも彼らしいですね(゚▽゚*)

hiroo様

興味深いですよね。没個性とは無縁のところが好きです。
「けん」という字は、わたしのPCからは入力ができませんでした・・・。

サティの、ぶよぶよした・・・ていう曲、バイオリンの友達と面白い名前だぁって一時期もりあがって、聴いてみたら、イメージと全然違った〜
笑  面白いね! でもタイトルって大事だよね♪

ふじ様

全然ぶよぶよしてないよね。笑
タイトルで印象とかも変わってくるよね。

今度面白いタイトルばかり集めたコンサートでもやろっかsmile

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コンサート出演情報

  • ♪サロンコンサート
    ☆4月30日(日) 15:00
    共演:北村 貴子(オーボエ)、北村 一平(コントラバス)
    カフェ・ターブル・ビジュー(湘南台)
    お茶ケーキ付 2000円
    ご予約 Tel.0466-46-0121
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