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2010年6月

淡い音楽

先日、渋谷のBunkamuraで開催されている「ストラスブール美術館展」に行ってきました。

コローやシスレー、モネなどの風景画のほかに、アルザス地方の画家たちの美しい作品も展示されていて、とても満たされた時間を過ごすことができましたheart02

一つ一つの絵を近くで凝視すると、細かい筆のタッチや繊細な描写が見えるのに、離れて見てみると、返ってシンプルで、ただただ幻想的なのです。
フランスの音楽がふと 心の中に流れました。

それは、サン=サーンスの 3つの木管ソナタです。ファゴットソナタ、オーボエソナタ、そしてクラリネットソナタ。木管奏者にとっては基本レパートリーですが、一般的にはほとんど知られていないと思います。

サン=サーンス最晩年の曲で、3曲とも聴きやすく、シンプルで美しいんです。音の数は少ないのに、知りつくされて単純化した和声が印象的です。86歳という長い人生で熟成された複雑なものが、すべて潤んで「淡い水色」に収まったかのような・・・まるでパステル絵画の空のようです。
他にもドビュッシーのピアノ曲で「映像」「版画」「前奏曲集」、ラヴェルの「鏡」「ソナチネ」「水の戯れ」なども、同じような印象を持ちます。

梅雨でじめじめした暑い日が続きますが、パステル調の音楽を聴きながら 心軽やかに過ごしたいと思いますconfident


みなさまも この時期おすすめの音楽があったら、ぜひ教えてください・・・♪

百間とサティ

最近、ある方のおすすめで、内田百間の随筆を読んでいます。

特に心に残っているのが、「東京日記」という小品です。

現実か夢か、はっきりしない狭間を漂いながら、当たり前のように淡々と幻想的なものを言葉の中に描写している。人も、虫も、情景も、自然も、どこか非現実なようで、自分の心の中には確実に存在している。

そんな印象を持ちました。

他にも どこかシニカルで諧謔的で、軽妙な音楽のようなテンポ感の文章が、心地よいですcatface

音楽家でいえば、どこかエリック・サティに似通う性格のような気が・・・。サティといえば「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」だとか、「ヴェクサシオン」(嫌がらせという意味で、演奏するのに18時間ぐらいかかる曲)など、風変わりで、クラシックの異端児と呼ばれていた人。百間も、立派な地位なのに自分の借金を随筆のネタにしたり、物事に対するアプローチや目線が風変わりな人という印象でした。
旧字体なので読むのに時間は掛かるのですが、ぜひ、他の作品も読んでみたいです。


そういえば、今度演奏するとき、丸ビルはちゃんと建っているかな・・・building
(東京日記、その四より~)

贅沢・・・

いよいよ梅雨らしく、蒸し暑くなってきましたねsun

今日はテノールのジョン健ヌッツォさ
んと、ソプラノの鷲尾麻衣さんと、渋谷で打ち合わせ+リハーサルでした。
といっても事務的な連絡のほうに時間が掛かり、リハは10分もしなかったのですが・・・

トリで歌う、ヴェルディの「乾杯の歌」(二重唱)を急遽合わせることに。
お二人がピアノを囲んでのリハ・・・。肩越しで聴くヌッツォさんと鷲尾さんの生の歌声に うっとりして、思わず胸が弾みました。とても贅沢な一瞬でしたshine

渋谷は息苦しくて暑苦しくてあまり好きではないけれど、心の中が清々しい気持ちになると あまり気にならなくなりますねhappy01
今から本番が楽しみです。

6月の演奏会も終わり、これから準備期間。やることがたくさんあります!ギリギリにならないように、丁寧に向き合いたいです。


幸せな時間

昨日は、カワイ表参道「パウゼ」にて、マルノウチなカルテットの本番でした。
ご来場下さいました皆さま、本当にありがとうございました。

大切な仲間と、温かいお客さまの眼差しに囲まれ、本当に幸せな時間を過ごすことができました。

前半は丸ビルスタイルで一人ずつとデュオを弾かせていただき、後半はブラームスのカルテット1番を演奏しました。

重厚で激しく、繊細なブラームスの音楽にずっと苦戦し続けていたわたしでしたが、仲間の心強いサポートもあって、優しく細やかな音の会話を交わすことができたように思います。

表現したい気持ちが溢れていても、舞台の上でそれをちゃんと落ち着いて出せるように・・・これからも演奏面で課題が山積みな分、目標ができて身が引き締まる思いです。

昨晩いただいた感想メールの中で、「幸せを運ぶカルテットですね」と言ってくださった方がいましたshine
メンバーが与えてくれるハッピーオーラはもちろん、アンサンブルを通して会場一体となって幸せを分かち合えることができたら
最高です。

来て下さった皆さまの心が少しでも軽やかになれたとしたら、これ以上嬉しいことはありませんhappy01

会場スタッフの皆様、85ページの激しい音楽を一所懸命譜めくりしてくれた後藤紗也子ちゃん、そしてアンコールの シューマンの「ピアノ五重奏曲」でゲスト出演を快諾してくださった清水醍輝さん、本当にありがとうございましたheart04


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これからも「丸カル」を、どうぞよろしくお願いいたします・・・♪

今週末は

今週末に向けて、合わせも佳境に入ってきましたsandclock

現在、ブラームスに奮闘中ですpout 何せ骨太な音楽・・・。1楽章のフォルティシモ(=極めて強く)の数を数えてみたら、19個もありました。フォルテはもっといっぱいあります。反対にピアニシモはたったの2個。

あまりにも音が激しいので、フォルティシモを2段階ほど落として弾いてみたら、なんだか間が抜けたような感じcoldsweats02。 フォルティシモの気概を持ってやらないとダメみたいです。
貴重なピアニシモがその分活きるように・・・仲間と寄り添って弾けたらと思います。

ブラームスやシューマンは、ロマン派らしく、ほとばしる若き情熱を これでもかというほどストレートに譜面に書き込んでいて、それがとても人間的で好きです。
まだまだ勉強が足りないですが、少しでもその内面に近づけるようになりたいです。



前半のデュオも、それぞれメンバーの魅力が味わえて楽しいと思います!
ミュージックネームでご紹介すると・・・。
ヴァイオリンのサーシャは ショパンイヤーにちなんで「ノクターン」と、個性的なバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」を、ヴィオラのアビーは ブルッフのしっとりとした絶品の「ロマンス」を、チェロのジェニーは ポッパーさんの楽しい「ハンガリアン・ラプソディ」を演奏します。私は全員をがんばってサポートしますhappy01

更に譜めくりストとして、いつも信頼している素敵な丸ビルピアニスト、後藤紗也子ちゃんに登場していただきますshine

そして最後の最後には、私たちにとってスペシャルなゲストも・・・!!


どうぞお楽しみにnote

フルート×ピアノ!

昨日は、フルートリサイタルの本番でした!

新宿のパウエル・フルート・ジャパンのアーティストサロンで、大塚茜さんのリサイタルにご一緒させていただきました。

客席が近くてすこし緊張しましたが、あかねちゃんの柔らかく美しい空気に癒されながら、とても幸せな時間を過ごすことができましたheart04


*Program*

♪映画音楽より~タラ、ララのテーマ
♪エルガー:愛のあいさつ
♪ショパン:ノクターン Op.9-2、ロッシーニの主題による変奏曲
♪ジュナン:ヴェニスの謝肉祭
♪安田芙充夫:天上のフルート 春、夏、秋、冬
♪ゴーベール:マドリガル
♪G.ショッカー:後悔と決意

アンコール
♪ピアソラ:アヴェ・マリア(追憶)


盛りだくさんのプログラムでした!

あかねちゃんプロデュースとあって、自由で楽しい趣向が凝らされていた素敵なコンサートでした。ハガキサイズのプログラムもかわいい!右下のマークも気になりますflair

終演後、たくさんの方とお話できて とても嬉しかったです。

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茜ちゃんのブログより♪

たくさん写真も撮っていただいたのですが、自分ではあまり撮らなかったので(写真不精・・・coldsweats01)、詳しくは あかねちゃんの充実したブログを ぜひぜひご覧ください⇒shineこちらshine


次は13日です。私にとって本当に大曲なので、また気を引き締めてがんばりますrock

先日の

先月のコンサートの写真を、アカデミーの方からいただきました。
ありがとうございました!


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ヴァイオリンは現在芸大在学中の中村文さん、チェロは弟の理史でしたhappy01

アットホームで、楽しい時間でしたheart04


これからカルテットの合わせに行ってきます!

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コンサート出演情報

  • ♪サロンコンサート
    ☆4月30日(日) 15:00
    共演:北村 貴子(オーボエ)、北村 一平(コントラバス)
    カフェ・ターブル・ビジュー(湘南台)
    お茶ケーキ付 2000円
    ご予約 Tel.0466-46-0121
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