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最近読んだ本

最近こんな本を読みました。
すべては音楽から生まれる ~脳とシューベルト~』 茂木健一郎著・PHP新書

音楽が私たちの心と身体にもたらすものを、音楽家とはまた違った脳科学者の観点から分析しているのが興味深かったです。副題は、毎年5月のGW、東京国際フォーラムや丸の内エリアで開催されているクラシック音楽のお祭り 「ラ・フォル・ジュルネ~熱狂の日」の今年の紹介という意味も込められていると思います。

本の中で茂木さんは、あるオーケストラ公演に身震いする感動を覚え、その前と後の自分の人生が大きく変わった、ということを書いて
いました。実はわたしも似たような体験をしたことがあり、共感せずにはいられませんでした・・・!!

それは18歳の時、初めて自腹で買った(笑)東京オペラシティのオーケストラの公演で、なんでチケットを買ったのかは忘れたし、演奏者はロシアから来た小さなオケということだけしか憶えてません。演目はショスタコの交響曲第5番でした。
一人で行ったので誰ともおしゃべりしない環境で、3階か4階の一番安い席でしたが、自分の中で集中力がぐんぐん高まり、音楽の渦の中にフワフワ~と巻き込まれていく自分を感じました。そして不思議なことに、客席も同じようになっている錯覚を起こしたんです。公演後、帰り道に高層ビル街の生ぬるいビル風を頬に受け、恍惚な気持ちに酔いしれながら新宿までフラフラ歩いたのを憶えています。

細かい演奏内容のことなんかは、次の日にはもう忘れてしまいます。でも、あの時身震いした自分、心に今までにはない衝撃が走って、演奏者と客席と自分が一体となった感覚、今でも鮮明に残っています。音楽が脳にもたらした「革命」だったのでしょうか。

閑話休題。茂木さん流に言うと、音楽は脳内にある自分の「楽器」との共鳴である。妙に納得しました。「クラシックだって難しいことは何にもない。耳を傾けて、全身で音楽を感じる。そうすれば音楽が私たちを抱擁してくれる。」という言葉も印象的でした。新鮮な気持ちで 自分と、そして音楽と向き合えます。ぜひ一読をbook

5月のラ・フォル・ジュルネのお祭り、今年のテーマは「シューベルトとウィーン」です!無料の公演もたくさんあり、美味しい屋台もあり、クラシック苦手な方でもものすごく楽しめると思います。(子供もたくさんいます!)ライブの身震いを一人で、または大切な人と
一緒に、ぜひ味わいに行きましょうnotes

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コメント

「ラ・フォル・ジュルネ」は毎年ゴールデンウィークの開催で、軽井沢大賀ホールの「春の音楽祭」と重なり、まだ一度も行ったことがありません。偶然なのでしょうか軽井沢でも5月3日に大賀さんの指揮で、東フィルがシューベルトの8番と9番を演奏します。今年も舞台の袖の最前列を確保しました。観客でありながら演奏家になったような気分に浸れるのです!

茂木さんがいう「身震いする感動」Yukoさんが経験された「渦の中にフワフワと巻き込まれてゆく」感覚、私も先週の合唱団の演奏会で経験しました。フォーレのレキュエムを歌ったのですが、終りの2曲LIBERA MEとIN PARADISUMでは信者でもない私も段々気がうすれて、神のもとに近づいて行く感覚に陥りました。どちらの曲もエンディングにフェルマータがついていて、息も絶え絶えであったことには相違ないのですが。

楽しい時も落ち込んだ時もクラシック音楽に浸れるのは人生の最高の幸せです。

やまならし様

今年はLFJを筆頭に、クラシック界はシューベルトイヤーなのかもしれませんね。軽井沢の音楽祭は行ったことがありませんが、面白そうですね!
LFJもとても楽しくて規模が大きいので、軽井沢の帰り道にでもぜひ!

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コンサート出演情報

  • ♪サロンコンサート
    ☆4月30日(日) 15:00
    共演:北村 貴子(オーボエ)、北村 一平(コントラバス)
    カフェ・ターブル・ビジュー(湘南台)
    お茶ケーキ付 2000円
    ご予約 Tel.0466-46-0121
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