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2007年9月

室内楽の極致

昨夜はフェルメール・クァルテットの引退コンサートに行ってきました。(@紀尾井ホール)
「ベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏会」 6日間(!)の初日です。全曲やるなんて、本当にスゴイ体力&気力!いつも以上に、本当に素晴らしいひとときを過ごしました。彼らが作り出す温かい雰囲気、どこまでも満ちてくるような柔らかい音・・・言葉ではうまく表せないですが、これぞ室内楽の極致だと思います。心のよどみが消えていくような、最高の満足感でした。まだ5日間あるので、ぜひぜひ足を運んでください!

070927withvermeersmall そして念願の、フェルメールとの写真です!
チェロのマーク(一番右)に無理を言って、サイン会の前に舞台袖で撮らせて頂きました^^。感激です。


わたしのピアノの恩師がマークの奥さんなのですが、二人がシカゴからメーン州に引っ越すので、引退となってしまいました。そしてフェルメールの最後の舞台は、12月のメーン州ロックポートのオペラハウスだそうです。このステージ、実は15年以上前にわたしもメントリを弾いた、自分にとっても思い出のホールです。
大都市の著名なホールではなく、あんなかわいらしい小さなホールを最後のステージに選ぶところがフェルメールらしいなぁと、改めてあったかい気持ちになったのでした。

金管の伴奏

今日のお仕事は、ユーフォニアムとのアンサンブルでした。来週にコンサートがあるので、そのリハーサルです。

わたしにとって今回が初ユーフォニアムでした。ユーフォニアムという楽器ですが、非常に簡単に言うとチューバが少し小さくなったような形をしています。音は低く伸びやかで、トロンボーンとホルンが混ざったような響きがします。オケではなく、主に吹奏楽で活躍する楽器だそうです。


金管の伴奏で心がけるのは、まず金管楽器という楽器の性質です。木管楽器のようなハッキリした音ではなく、くぐもった音が特徴的なので、その分ピアノパートははっきりと発音するといいようです。リズミックな曲ならなおさら、打楽器のように音を鳴らします。金管の伴奏は「繊細」よりも「明瞭」!曲にもよりますが、例えばppを弱く繊細に弾くのではなく、明るくクリアな音で(ガラスや氷をイメージしながら)しっかり弾きます。強弱は全体的に大きめに。

あと、他の金管にも言えることですが、吹いてから音が出るまで一瞬タイムラグが発生するので、そこを考慮する必要があります(曲の冒頭など)。ブレスも十分気を配らないと、窒息の不安を与えてしまいます。

レパートリーは独特で、弦楽器の伴奏ばかりしていると知らない作曲家の名前がたくさん出てきます。変拍子や複雑なリズムも多く、譜読みも結構大変です。金管専門の伴奏者がどれだけ奏者にとってありがたい存在か、分かる気がします。

ピアノは一緒に弾く楽器によって七変化のように変身できる楽器です。楽器によって出す音(土台)を自由自在に変えられれば、ピカイチの伴奏者になれるのかもしれません!

音源のページ

Yukoの音源のページを作って頂けることになりました。

PTNAホームページのこちらから

シカゴでのソロリサイタルの時に弾いたハイドンピアノソナタと、先月の杉並公会堂でのメンデルスゾーンのトリオが試聴できます。興味ある方は是非どうぞ・・・・!

プーランクの魅力

♪Francis Poulenc♪
フランスの作曲家だと、ドビュッシーやラヴェルの中に埋もれてしまいがちですが、わたしはプーランクの音楽、そして転調がとても好きです。
代表的な曲を列挙してもマイナーな部類に入ってしまうのでしょうか。でもピアノ曲の数は膨大で、小品のセットというパターンが多いです。わたしが初めてプーランクに触れたのは大学生の頃、二台ピアノのソナタを弾いたときでした。まずは「ぷーらんく」という、ちょっと抜けた感じ(?)の名前に好感を持ち、曲の持っている独特の雰囲気にすっかりハマり、現在に至ります。

転調の視点から考えると、プーランクの音楽というのは、一つの調にとどまっていることがありません。常に調が動いています。遠く離れた調にいきなり飛んだりもします。脈絡がイマイチつかめません。この、いわゆる「無理やり転調」(勝手に名づけ)がとても小気味良く、気持ちいいです。
かと思うと突然、神妙でシリアスな面持ちになる。この二面性のバランスが絶妙だと思います。前者はいたずら好きな性格、後者は敬虔なカトリック教徒であることから来るのかもしれません。
プーランクの楽譜も眺めているとなかなか面白く、彼独特のユニークな楽語があちこちに見られます。フランス人らしく、仏語で《ペダルの海を泳ぐように》(←ペダルを多く使用する)、《絶っっ対に、遅くしてはならない!》(←ほとんど脅迫・・)などなど。でも弾いてて楽しい。

アンサンブルピアニストが見逃してはいけないのが、珠玉の室内楽作品です。ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、クラリネットソナタ、フルートソナタ、オーボエソナタ、三重奏、六重奏、etc。。特にVnとClのは合わせる機会も多いといえましょう。歌曲や合唱曲もたくさんあるので、追々紹介していけたらと思います♪

圧力鍋で

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しょうがを効かせた豚の角煮を作りました。
普通の鍋だと4~5時間位かかってしまう調理時間も、圧力鍋だと45分程度で完成!シチューなどの煮込み料理にも大活躍しそうです。

丸ビルにモアイ

オーケストラのコンサートからスケートリンクまで、何でも実現させてしまう丸ビル・丸キューブですが、今度は本物のモアイ像が来るということで、見物してきました!

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イースター島からはるばる来たモアイと共に
「目」がちゃんとあります。


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後ろから激写
象形文字みたいな絵が描いてありました。





100_5421 モアイの横ではたまたまJ-WALKのミニライブをやっていたので、素敵な歌声をバックに、ランチはKUA 'AINAでサンドウィッチを食べました。
Yum!!

ピアニストと副業

音大生が3~4年になって必ず悩むこと、それは「将来」のことです。

ピアノ科の音大生は、大概3~4歳の頃から厳しい特訓をし、遊びや修学旅行や色々なことを犠牲にしながら毎日練習に励み、コンクールや受験等の過酷な試験をくぐり、大学でも毎日練習の日々。いよいよ卒業、そして・・・・。

あれ?その先の道はあまりにも 「何もない」 のです。

医学部並み(?)の努力(と投資・・・)をしているのに、です。実際、将来を悲観し、思いつめてしまう級友も多くいました。
ピアノの先生もあまり教えてくれないこと、それが大学卒業後の進路です。
ずっとピアノを弾いてきたわけだから、もちろん演奏活動がしたい。でも、演奏活動だけで生計を立てられる人は、少ないです。どんな凄い人でも、音大や自宅で教えていたりと、ほとんどが「副業」を持っています
。他の楽器奏者のように、オーケストラやトレーナーを目指すという道もあまりありません。

その一方で、ついこの前までサークルや合コンやゼミなど、大学生活を満喫していた一般大学の友達は、皆当たり前のように就職活動をし、ちゃんとした企業に内定が決まっていく。今まで子供の頃から一所懸命やってきた自分はなんだったのか・・・!そう思って焦る
人も少なくないと思います。

でも、一つのことを幼少から一途に取り組むということは、自分の中で確実に糧になっているはずです。最終的に、ピアノの道を諦めて他の道を選ぶにしても、一つのことを貫いたという強みがあります。

わたしの場合は、大学でアンサンブルをあまり学べなかったのと、留学したいという前からの夢を叶えるべく、両親から「日本に必ず帰ってくること」という条件付きで、大学院に進学させてもらいました。
帰国後もしばらくは進路に迷い、暗澹たる思いを過ごしましたが、たまたま学生時代から翻訳などの単発アルバイトをしていた音楽事務所から声を掛けていただき、マネジメントのアシスタントという仕事を見つけました。
アンサンブルピアニストという夢を追い続けるための、自分の持っている語学力や音楽知識を活かした「副業」です。

また、私は自分が「音楽バカ」になるのが嫌だったので、大学時代や留学前に色々なアルバイトをしました。(塾講師・パン屋さん・イベント・デパートのポイントカードデスク・国際電話オペレーターなど!)

副業のおかげで、音楽業界の知識や一般常識は確実に身に付いてきました。音楽家にしては視野は広い方かもしれません・・・。両立のバランスが難しく、体調を壊すこともあるので気をつけていますが・・。

アメリカでは伴奏で生計を立てている人は少なくありません。伴奏者の需要が日本より多いからですが、早く日本でもそうなってほしいものです。

ピアノの先には、アンサンブルピアニストという道があります!
演奏することを諦めたくない人は、焦らずじっくりと自分に合った副業を見つけて、自分らしいレールを作っていってほしいな
と思います。

パヴァロッティ

ルチアーノ・パヴァロッティが今日なくなりました。
素晴らしいテノール歌手はたくさんいますが、パヴァロッティほど艶っぽく、色気のある声を持つ人はいないのではないでしょうか。本当に残念でなりません。

バリトン歌手、シェリル・ミルンズの門下伴奏者だった頃、ミルンズ先生とよく共演していたというパヴァロッティのお話をたくさん聞きました。とても陽気で人なつっこく、魅力的な方だったそうです。

ご冥福をお祈りしつつ、今夜は彼の十八番の《誰も寝てはならぬ》をもう一度じっくり聴きたいと思います。

本物のオリーブオイル

Oliveoil オリーブオイル専門店「ブオーノイタリア」のエキストラバージンオリーブオイルをいただきました^^。
イタリア・ウンブリア州の自家製だそうです。
無濾過なので、オリーブの鮮烈な香りが本当に素晴らしいです♪
バゲットなどのパンにたっぷりつけて塩を軽くふるだけで、贅沢な味わいでした。
12月に新物オリーブオイルが出るそうなので、今から楽しみです。

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コンサート出演情報

  • ♪サロンコンサート
    ☆4月30日(日) 15:00
    共演:北村 貴子(オーボエ)、北村 一平(コントラバス)
    カフェ・ターブル・ビジュー(湘南台)
    お茶ケーキ付 2000円
    ご予約 Tel.0466-46-0121
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