« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »

2006年6月

音楽以外やることない

今回、荷物になるからとほとんど遊び道具を持ってきませんでした。一日疲れて寮に戻ってくると、隣の部屋ではヴィオラのルームメイトが毎晩バルトークとヒンデミットの猛練習をしています(ヴィオラレパートリーの王道)。ちなみに部屋にピアノはありません。。

唯一あるものは、ここに来る前に気分転換用にと買ってもらったニンテンドーゲームボーイ・アドバンス。疲れてピアノもない部屋にはスーパーマリオがわたしの相手です。

そして今週、「こちかめ」3冊入った宅急便を送られてきました^^!同じくつまらなそうにしていたレイコさんと、二人でゲラゲラ笑いころげてストレス発散できました。

ところで、プリペイド携帯ですが、とっっても役立っています!キャンパスでは電波が入らないのが難点だけど、寮ではばっちり入ります。先生も、携帯があると依頼しやすいわ~!て言ってたので、やっぱりあって良かったー。

固定電話は結局シカゴでAnitaに借りることができたので、部屋につなぎ、3人共同で使っています。Nobelカードはフリーダイヤルなので、国際電話は固定電話の方が良いので。電話代は、日本にいる時よりも多分安いです・・・。日本の携帯通話料は高いなぁ。

ここで大事な食事の話をしなければなりません。寮と学校にあるカフェテリアの食事があまり美味しくないです(泣)。特に寮の方。土日は食材を仕入れてないらしく、食材をリサイクルしてるという噂が。そして今日、食中毒まで発生したという衝撃的なニュースまで・・・。Room&Boardのため毎食このカフェテリアで食べるわたしたちにとって、これがあと数週間も続くと、拒否反応が始まりそうな予感です。
外食は街まで出ないとないし、ものすごく高いレストランばかりで毎日はとてもムリです。

寮にはキッチンの設備はないものの、冷蔵庫と電子レンジがかろうじて付いています。街に一軒だけあるスーパーで食材を買って簡単に食事代わりにする時もあります。日本から持ってきたレトルトの日本食が涙が出るほど美味しいです。韓国人のルームメイトは彼氏にチルドでキムチを送ってもらってました。今、うちの冷蔵庫の中はキムチ!!です。(実はキムチ苦手)
外の世界がなつかしい。

アスペンは、井の中に蛙が世界中から集まる、そんな特異な場所です。
Img_0432_1
ある日のカフェテリアの夕食
(これは美味しいほうです)

今日の印象的なコンサート

マスタークラスでの伴奏が多くなってきた頃。他の楽器のマスタークラスは、伴奏者にとって勉強になることが多いです。でもヴァイオリンのマスタークラスにピアニストが聴講してるのって、ほとんど皆無です。もちろん逆はもっと見かけないですが。。もっと音楽の交流しないといけませんね。
今日はチェロのマスタークラスでしたが、やっぱり上手な人に共通することは当たり前のことですが、どれだけ長く観客を惹きつけ続けることが出来るかだと思います。その為に必要なのは、色々な音色や歌い方やヴァリエーションなどの引き出しを無数に持っていること。そして、時には”I'm Rostropovich!”と叫ぶような、エゴがあってもいいという内容でした。ずしんと響きます。

そして今日のコンサートは、まず若手ヴァイオリニストとオケのコンチェルトでした。曲目はショスタコーヴィッチの1番。Jin Joo Chooという名前の演奏家で、まだ10代でした。途中ヴァイオリンの調弦が思いっきり狂って弾き直しするアクシデントがあり(指揮者の機転が面白かったです!)、その後も何回か狂ってしまい、オケがジャカジャカ弾いてる間に必死でチューニングしてました。(すごい・・・ )
そんな状況の中でも臆する様子もなく逸脱したテクニックで集中して弾ききって、思わず立ち上がって拍手したら、周りも皆さん立っていました。。素晴らしかったです。
続いてハシゴしたコンサートは、ギル・シャハムと仲間が弾くブラームスのホルン三重奏曲とクラリネット五重奏曲でした。両方とも大好きな曲なので、この日を待ちわびていました・・・!ギルの音は溶けるバターのような、はちみつのようなリッチな音色で、胸に直接響きました。やっぱり素晴らしかったです。

帰りはバスを諦め、集団で真っ暗闇の中歩きました。光ひとつないので、空を見上げたら見たこともない満天の星空と天の川でした。(星が多すぎて闇が見えないくらいです) 途中迷いそうになって一瞬不安になりましたが、何とか30分位掛けて無事に帰宅!携帯電話のフラッシュライト機能が大活躍してくれました。熊に遭遇しなくて良かったです・・・!

第2週

伴奏の依頼も着々と増えてきました。楽しくてしょうがないです!
そろそろ二週目、本格的にアンサンブルの色々を体験し始めてきました。
今週の伴奏セミナーは、まず「愚痴」から始まりました。歌の先生が入ってきて、私たち伴奏者たちに向かって講義(もとい、説教)を始めたのです。
「わたしたち歌手は毎週違う歌を歌うことも多い。伴奏は自分でも簡単に出来るけど、自分は教えなきゃいけないから、毎回レッスンには当然来てもらう。初見は出来て当たり前で、即座に歌い手に分かりやすいように音を選んでやってもらわないと、来る意味がないのでその場で退室してもらう」というような話を延々と・・。 その通りなのですが、横柄で伴奏者を下に見るような発言が目立ち、熱心にアンサンブルを学んでいる伴奏者全員を一気に敵に回してしまいました(汗)。

その人はジュリアードの有名な教授らしいのですが、結局伴奏者を歌い手の奴隷ぐらいにしか見ていないのかな。。リタ先生も思わず苦笑いしてました。。その先生が退室したあと、伴奏者が普段溜めている愚痴が大爆発してしまい、同業同士でストレス発散大会に。。

そんなこともありましたが、夜は世界的に有名なアーティストによるコンサート三昧の日々!普通に買うと$80もする公演も、アスペン・スクール生は無料です。オーケストラはスクール生です。今週はヨーヨー・マやギル・シャハムを堪能しました・・・♪公演が終わった後に見上げる満天の星空が息をのむほど美しいです。
Img_0413

ヨーヨー・マが演奏した日は、野外テントが超満員でした。

歌の伴奏は本当に伴奏?

ちょっとずつ慣れてきて、色々面白くなってきました。友達も増えて、薄い空気にも慣れて、久しぶりの学生気分満喫。今日はレイコさんとともに、10時から歌のマスタークラスをダウンタウンにあるオペラハウスまで見学しに行きました。

そこで驚いたのは、アクティング(演技)指導を重視していたことです。わたしたち日本人がやったら赤面してしまいそうな演技も、舞台上で何ともなく普通に熱演しているのです。声量も豊富で、歌も非常にレベルが高いです。マスタークラスは一般公開なので、普通のお客さんや観光客も楽しめるような切り口の本格的なマスタークラスで、もう本当に感動しました。

ですが・・・。ピアニストが目立たなかった。。歌の伴奏は姿も見えないオーケストラ・ピットの中、完全に「黒子役」でした。
そんな簡単なものじゃないんだけどなぁ・・。歌い手さん、分かってくれてるのかなぁ。

午後は伴奏セミナーでした。基本的に伴奏者は直前依頼がどうしても多いので、いかに少ない時間で曲を仕上げるかを議論。指使いが要注意の曲とか、お互いの経験談、アドバイスなど盛り込んだ有意義な内容でした。器楽伴奏を目指す者にとってはすごーーくいい勉強になりました。
こんなクラスを待っていた!

アスペン散策

基本的に毎日練習、合わせ、本番、マスタークラス、セミナー、コンサート、レッスン、相手のレッスンなどで忙しくしている伴奏者軍団ですが、たまに空いてる時間もできます。そんな時は迷わずアスペンの市街地へ。寮からすぐのバス停からアスペンのダウンタウン行きのバスが出てるのです。もちろん、先生の中には市街地付近のコテージに住んでてそこでレッスンしている人も多いから、結構行く回数多いです。学校と寮の行き帰りばかりだとつまらないから、ダウンタウンは楽しい!

寮からおよそ10分で小さくてかわいいアスペンのダウンタウンに着きます。クラシックな街並みで、まさに観光地。実はアスペンは全米有数の高級リゾート地で、冬はスキーで人気、夏は音楽祭や野外スポーツでにぎわいます。高級ブティックもたくさん並んでて、行き交う人々もすごくゴージャスな人たちばかりです。ここは米国有数の高級リゾート地なんですね。
Img_0426
アスペンの中心部。アスペン山の入り口




Img_0409
野外で演奏してる学生もいます。これが結構良い副収入のようです。


図書館やスーパー、レストランを利用することが多いです。

アスペン第1週

色々なことが本格的に始まるのは第二週のようで、第一週目はそんなに音楽的にハードなものはまだありません。わたしは半分の5週間だけど、中には9週間フル・セッションで普通のコンドミニアムやアパート借りて滞在する人もいるので、色々と生活の準備も必要なのです。

そんな第一週は、まずNew Student Convocationから始まります。始業式のような式で、ここで門下の顔合わせもします。わたしの先生はアンサンブル・ピアニストのRita Sloan先生です。Collaborative Artists Programを創立した方です。とても包容力があってちょっと天然の、素敵な先生でした!

ところで、音楽祭が夏の間に学生に貸し出す寮が3つあります。その中でも結局、一番メジャーなMarolt寮に住むことになりました。食堂が隣接されているので便利です。他の寮はバスを使ってMarolt食堂に来なければいけないのです。Marolt寮は3人部屋で部屋は2つ、バストイレと廊下の洗面台は3人で共同に使います。
わたしのルームメイトは、偶然にも一人日本人でした。もともと日本人が少ないのにびっくりです。レイコさんといい、同じ伴奏プログラム(彼女は歌伴奏のほう)でした!もう一人は韓国人ヴィオラ奏者のヘジンで、彼女とわたしは相部屋です。年齢も近く、とても陽気で人懐っこい子です。

そんなアスペン音楽祭の一日例はこんな具合です。

7:00 起床 
8:00 カフェテリアで朝食
9:00 学校に行き、朝の練習
12:30 学校のカフェテリアで昼食
13:30 歌とピアノのマスタークラスを見学
14:30 練習、途中でヴァイオリニストと合わせ
16:00 コラボレイティブ・アーティスト・セミナー(ピアノ伴奏者のためのセミナー)
18:00 カフェテリアで夕食
19:00 バスに乗り、ミュージック・テント(野外音楽堂)でコンサートを聴く
21:00 寮に戻り、ベッドの上で楽譜の勉強
23:00 就寝

一応、規則正しい生活ができています。

練習時間は意外ととれないなぁ・・・

アスペン、到着。

シカゴで準備と時差に慣れたところで、いよいよアスペンへ!
デンバーまで普通の飛行機で行き、とうとう恐怖のプロペラ機に乗る時が来ました・・!空港のロビーから見えるのは小型機エリアで、すごく小さいセスナっぽいものから(汗)、これなら大丈夫かも・・・という大きさのものまでありました。私が乗るのはどれなのかしら。。ドキドキしながら待つ・・・
結局、わたしのプロペラ機は40人乗りでトイレ更にはフライト・アテンダントまで付く、意外と大きいものでした。ちょっと古い感じでしたが・・。アメリカ人の友人の「窓の外のきれいな景色を見ていればすぐ着くよ」というアドバイスの通り、美しい緑の山々や湖、川に目を奪われていたらいつのまにか小さな滑走路が見えてきました。飛行時間は約45分ほどです。

直接階段からアスペンの地上に降り立ってみたら、今まで吸ったこともないような透明な空気でした(多分一生忘れられない感覚です)。限りなく清冽で、とても薄くて、カラっとしている。そして周りは山に囲まれている。一人でさみしいはずなのに、すごく守られているような、平野育ちの自分にとっては不思議な感覚でした。

そのまま、空港ロビーで待てども学校行き臨時バスが来ず、ウロウロ困っているわたしを見かねて音楽祭ボランティアの方が寮まで送ってくれて、何とか無事に学校に到着しました。ここから5週間のアンサンブルと音楽の日々が始まるのでした。

Img_0391

アスペンの学生が夏の間に住む寮

シカゴでの準備

シカゴに着きました。
相変わらず時差ぼけはつらいデス。Sominex(アメリカで認可されてる眠り薬)を飲んでもあまり効果はありません。1錠しか飲まなかったからかな。。

昔からシカゴに行くたびにお世話になっているホストマザーのところにステイしています。ホストマザーはAnitaという、小学校時代からの親友Saraのお母さん。Saraはイリノイ北部にお嫁に行ってしまったため、たまにしか会えないのですが、実家はシカゴの郊外にあって、母校のすぐそばでもあるんです。わたしが昔住んでた家へも自転車で行けます。
Anitaの家は快適で、Yuko's Roomなるものもあり、テレビ+バストイレ付の部屋でくつろげます。第二の母みたいに安心できるので、時差の治りも早い気がします。本当にありがたいです。

日中は練習するためにバスとELという電車を乗り継ぎ、母校のあるEvanstonに行きます。とりあえず散歩したり、学校で練習したり、おいしいアメリカ料理を食べたり、友達に会ったりしました。今日はSara一家が来て、一緒に携帯を見てくれました。その結果、無事にVirginプリペイド携帯をゲット!本体を買って、あとは全米のスーパーやコンビニで売ってるCalling Card(通話料)を買って通話料を継ぎ足していくシステムです。本体は安い物で$20からあります。電波も良好だし、カードも$10からあるので、数日間の出張にも便利だと思います。
アスペンは山の中だから電波は悪いみたいですが、留守電機能もばっちりついてます。伴奏者として行く自分としては、依頼の電話をいつでも受けれるようにしたいので、マストアイテムでした。これで一安心です!

準備も着々と

いよいよあと4日足らずでアメリカに発ちます。西本智実のロシアオケのお手伝いや、声楽リサイタル伴奏(今夜)など、やることはいっぱいあって、肝心のアスペンの準備が少し不安。荷造りもはじめたばかりです。

I-20が来てから慌ててビザを取得しなければいけないことに気づき(たった40日間なのに、M-1ビザが要るのです!)、急いで書類を取り寄せました。いつもI-20が来るとビザだと思って安心してしまいますが、ビザを取るための書類でしかないのです・・。

ということで、オンラインで3種類の(156~158)書類をダウンロード記入し、財政証明書を英語で発行してもらい、母校のRegistrarオフィスに成績証明書を速達で送ってもらうように何度も催促しました。結構ギリギリ!成績証明書が着いたのがビザの面接の2日前でした。そもそもビザの面接も、予約したら「もういっぱいです」と言われ、次の面接日は一週間以上後の渡米6日前。。少しでも不備があれば面接は延期なので、その日に降りなければアウトです。本当に全部の書類が届くまでは落ち着かない日々でした。それでも一日中その準備をしているわけにはいかず、練習や音楽事務所のお仕事やピアノ教室もあったので、頭の中はいっぱいいっぱいでした
・・!

それでも、何とかビザはその場で発給され、数日後には無事パスポートが戻ってきました。何とかなるものですね!ちなみに昨日は音楽事務所の仕事で品川の入管へアーティスト入国ビザの手続きに行ったので、皮肉にもビザには縁があるもよう・・・。行ったついでに港南口にある銀行で円をドルに両替出来たので、よかったです。

ところで、トラベラーズチェックやドル替は、なんと地元の郵便局で出来ることが判明しました。小さな田舎の郵便局なのに意外でした。

今週は毎日密度の高い日々で、淡々とやることをこなしています。でもそれでも譜読みが終わらず・・。ドボルザークもモーツァルトもまだまだ人に聴かせられません。ソロも中途半端な練習です。

でも歌の伴奏は、とりあえず少し派手気味に(荒っぽく、でもはっきりと)弾いてみたら意外と喜ばれました。「練習するとやっぱり全然違うわね~!」
・・・もちろん特別な練習は何にもしてません。(^^;)

歌の伴奏は、迫力や思い切りが大事。繊細さや技術、音楽性重視の器楽伴奏とは違います。今日の本番はどうなるものやら・・・頑張りたいです!

国際電話のこと

日本に連絡したいときの国際電話について。
国際電話カードは、色々と調べた結果、Nobel.comが安くて良かったです。中でもエメラルドプランと言って、日本のどこにかけても、1分4セントというものがいいらしいです。今までの某有名国際電話カード使っていたのが嘘みたいです!現地で申し込んだほうがいいとオペレーターに言われたので、まだ申し込んでません。

寮に電話がついてないという事なので、今回はプリペイド携帯電話を持つことにしました。日本から海外で使える携帯よりも、断然お得なのです。
中でもVirgin Mobile PhoneはTargetやRadioshackなどで売ってるらしいので、購入しようかと思ってます。電話会社はSprint系列で、2~3種類のプランがあります。一つは最初の10分は1分25セントで、その後は1分10セントというもの。二つ目は一日35セント払って、後は1分10セントでした。前者は毎日電話を使わない人向けです。
Virgin携帯でNobelカードを使って日本に国際電話すれば、普通の上記の料金+Nobelカードで電話が出来ます。この事実を知るのにも、何度もVirginとNobelのオペレーターに確認を取りました。(オペレーターも適当で、人によって違うこというので苦労しました・・) Virginの携帯でも国際電話はかけれるけど、ちょっと値が張るので、これが一番良いみたいです。

日本からアメリカにかけてくれる場合を調べた結果、日本からアメリカの電話はVivaplusというカードがいいみたいです。オンラインで申し込めて、余計な費用は一切かからないし、課金も秒毎だし、本当に激安でした。探すと色々あるので、うまく節約したいです。

« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

コンサート出演情報

  • ♪サロンコンサート
    ☆4月30日(日) 15:00
    共演:北村 貴子(オーボエ)、北村 一平(コントラバス)
    カフェ・ターブル・ビジュー(湘南台)
    お茶ケーキ付 2000円
    ご予約 Tel.0466-46-0121
    -

お友だちリンク

無料ブログはココログ